女性の方からのご相談で多いのが、最近お尻が垂れてきたのでお尻を鍛えたいです、、、
ちょっと長文になりますが、競技における話と共に持論展開します。
動画の様に思いっきり踵にのる、つま先にのる。
そのまま歩いてみて下さい。
かなり臀筋使います。というか勝手に使われます。もちろん、臀筋だけではないですが、、、
次にその状態で軽くしゃがんでみて下さい。
踵の方が感じやすいですが、ゆらぎを止めようと勝手に体幹も使います。
となるとですよ
何でお尻が垂れてきているのか?ついでに体幹弱っているのか?
ちゃんと歩けていないから。
本来なら踵からついてヒールストライクが起きてつま先に重心が抜けていく
この動きがしっかりできるから臀筋や体幹も勝手に使われる。
ヒールなどや靴に頼りすぎたり、フラットな所ばかり歩いていると末梢部(足裏)の重心移動がしっかりと行われなくなります。
まして1日デスクワークなどしていたら、、、
使われなくなった原因はちゃんとあります。
スクワット、デッドリフト、ブルガリアンスクワットなどで臀筋を狙ってトレーニングをしても果たして根本改善になるのでしょうか?ボディメイクだけなら良いと思います。
この重心移動がしっかりできると股関節も伸展位まで動いてくれます。実際は、股関節だけでなく寛骨、脊柱の動きも加わりますが。
逆に重心移動ができていないと股関節は屈曲位になりやすいです(椅子文化なので余計に)
それをカバーするために腰椎を過剰に伸展させる反り腰状態にもなりやすいです。
スノーボードは、ブーツ、バインディングで足元固定されます。
なので、末梢部(足裏、足首)の動きを忘れがちになります。
末梢部がしっかり使えていないと、腿前(大腿四頭筋)がやたら肥大します。
女性のトレーニングでのお悩みで前腿が太くなってしまうというのもありますね。
股関節も屈曲位に持っていかれやすく、体幹も使われにくいポジションになります。
腰痛の原因にもなります。
この状態で臀筋を鍛えたり体幹鍛えても競技中に役にたつとは考えにくいです、、、
一般の方においても日常生活に役にたつとは考えにくいです。
トレーニングにおいて、末梢部(足裏)の重心移動を伴うものをしっかりととり入れて行く事が大事になります。
ウェイトトレーニングを否定はしません。
筋肥大には手っ取り早いですし!
ただ、ベタ足で重心移動を起こさず単一の筋肉を狙うトレーニングは、パフォーマンスには繋がりにくいです。
選手においては、シーズン中のウェイトトレーニングは
少し気をつけないとパフォーマンスを落としてしまう可能性もあるかなと個人的には思います。
どうしても筋肉に目が行きがちになりますが、もっと基本的な所に色々とヒントがあると思います。
あくまでも個人的見解ですが、、、