色々な事が学べる。
今回のセミナーも本当にハイレベル。
参加者は理学療法士などの治療家さんからトレーナーの方々。
ある程度情報はもっていたものの、
質問もハイレベルでついていくのがやっと、、
専門用語も入ってくるので、、
ただ、このレベルを学んでおくと
、何で??が明確になる。
自分が提供してきたトレーニングの理由が更に明確になるし、もっと意味のあるものにもできる。
あとは、何故できないのかも。
資料の内容はアップできないので、、
視覚の講座でこんな1文があった。
アルペンスキー(回転)熟練者は2つ先の旗門に視線を向けるが、非熟練者は目の前の旗門に視線を向ける
こういう研究発表を把握しているとアドバイスの仕方が変わって来るし、はたしてこのアドバイスが正しいのかと判断しやすくなると思う。
滑走中に視野が狭かったり、なかなか身体の力みが抜けないお客様に対して。
視線をあげて、力みを抜いてというアドバイスが本来正しいのか?
脳は単純で、生存か健康かを選ぶとしたら生存を選択する。
何かのミスマッチや恐怖を感じると何をしてでもその行動をやめさせようとする。
痛み、吐き気、目眩を出すことも。
基本、痛みを出さなくても身体を過剰に緊張させ視野を狭くする。
こういう事が理解できていると、このお客様にとってこの斜度はちょっときついのでは?場所を変更してみようという選択肢もでてくる。
厳しい状況に慣れる事も必要ですが、恐怖心の出にくい緩い斜度での練習は効果が高いかもしれません。
スノーボードは2足固定。
流れる景色は感知できても、足の動きが歩いているときとは違う。
そもそもミスマッチが起こっている。
これも知っていれば、滑走後にウォーキングやランニングをやる意味も分かると思う。
ミスマッチのままで終わるより、一度リセットかけた方が身体には良いと自分は思う。
ただ、人間には適応能力というものがある。
ミスマッチであっても繰り返す事で、良くも悪くもそこに適応していく。
ずば抜けた身体能力でミスマッチに適応したのが競技者やプロです。
そもそも普通の人間ではないです、、
なので、何で出来ないんだと声を荒げる指導はあまり良くないですよね!?
昔はやってましたが、、(笑)
反省です。
あと安易に一般の方がトップ選手の真似をすると怪我にもつながるかと、、
長々書いてしまいましたが、自分は学びを深めていくなかで何か新しいものをするだけでなく、今までの事に対しての理由付けをしっかりとしてより意味のあるものを提供していこうと考えています。
スノーボードだけでなく、色々なスポーツや事柄にも当てはまると思います。